リンゼイと日の出丸

先日の休みも雨模様で、気分は乗らなかったが、温室では刺物のフェロカクタス・リンゼイ(Ferocactus lindsayi)と日の出丸(F.latispinus)が咲いてきた。リンゼイは1977年、時のシャボテン誌94号に私が紹介記事を書いているので思い入れのある植物だ。今開花している株は、長野の刺物名人、故柿﨑氏に国産の種をいただいたもので、それをキリンウチワに接いで育て2株を手元に残したものである。確か2~3株を柿﨑さんに送り返したはずだが、その後氏が亡くなってしまったので、苗の動向はわからない。我が家の株は2年程前から咲くようになり、刺も立派になって、なかなかのものだ。このまま順調に育ってくれれば嬉しいが、ここのところキリンウチワ接ぎで育てた刺物が、相次いで駄目になっているので不安要素はある。根降ろしした台木部分が枯れて、それっきり発根せずにミイラになってしまうのだ。リンゼイは他の刺物とは隔絶したメキシコの太平洋岸に近い場所に見られ、セダム・ヒントニー(Sedum hintonii)やヘクティア・グラウカ(Hechtia glauca)の産地でもある。同じ場所に見られても、ヒントニーは暑さに弱く、ヘクティアは寒さに弱いという特徴がある。この自生地はインフィエルニージョと呼ばれ地獄のように暑いという意味の地名だから、なぜヒントニーのような植物がみられるのか不思議ではある。またこのリンゼイというフェロは種が格別小さく、実生1年間は接ぎ木するのも難しいほど小さな苗なので、私も実生1年までキリンウチワ接ぎを待ったほどだ。花は4号鉢サイズで咲いてくれるので小型のフェロと言えるが自生地では丈が70cmもある大株を沢山見た覚えがある。次の日の出丸は柿﨑さんの盟友、両角さんご自慢の刺物。氏は多肉の会の新年会で、金鯱でグランプリを取った人だから、やはり刺物名人なのだ。その金鯱の実生も我が家にあり、多くの方の好意の記憶や思い出のともに育てているので、花が咲いてくれると格別に嬉しいものだ。
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