刺物の春

昨晩、たまたま欧米の種子業者のリストをネットでチェックしたら、フェロカクタス・ジョンストニアヌス(Ferocactus johnstonianus)の種を販売していて、これには驚いた。刺物としては貴重品中の貴重品で、私も30年近く前にメキシコのラウーさんから来た種を播いたことが1回あるだけだ。千載一遇のチャンスなので早速注文したが、エキノケレウスなどにも珍種が満載で、ついあれもこれもと注文してしまい、先々どうなる事やら。昨日紹介したルビスピヌス(Echinocereus rubispinus)の白花なども出ていた。だからではないが、今日は我が家の刺物の蕾の出具合を紹介する。例年王冠竜(F.glaucescens)の蕾が見えると刺物の春が来たなと実感するのだが、正に今がその時、栽培歴50年近い大冠竜の群生株2鉢にピンクの蕾が見えてきた。これを見ただけで何となく浮き浮きするのは、その瞬間に春を実感するからだ。発蕾が遅れていた天城(F.macrodiscus)にも蕾が見えるや一気に大きくなってきた。黄彩玉(F.schwarzii)の交配種らしい長刺黄彩玉にも蕾が見えてきた。多分これは黄彩玉とレッペンハーゲニー(F.reppenhagenii)の交配種で、早咲きの後者の血が入っているので、黄彩玉より花が早いのだろう。次は新緑玉(F.flavovirens)。多分これらの中では一番早く咲くだろうが、フェロカクタスとしては変わり者で、これからは群生に向かうはずだ。次も小型種の緋翔竜(F.rhodanthus)だ。これは竜虎(F.echidne)の1タイプとされているようで、小型で育て易いフェロの1つで、この株も正木で育てている。最後は日の出丸(F.latispinus)だが、分布域の最南部オアハカ州のタイプで、真珠(F.recurvus)に良く似ているので、この種を採集した故平尾氏は日の真と呼んでいた。最後はテロカクタスの長久丸(Thelocactus tulensis)だ。私が学生の時の実生だからもう45年になるが、毎年沢山花を咲かせて私を楽しませてくれる。これらはどれもメキシコの原産だ。
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 6

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

togemon
2017年02月16日 09:05
おはようございます。

学芸員様のブログは時々覗かせて頂き
楽しませて頂いています。

Ferocactus johnstonianusの種子。
私も探していますが中々見当たりません。

もし差支えなければ業者名を教えて頂けませんでしょうか?
2017年02月16日 19:29
togemonさん。コメントありがとうございます。
種はスウェーデンのサックシードですよ。あとはご自身で検索して下さい。
togemon
2017年02月16日 21:49
こんばんは。

ご返事有難うございます!

早速、探してみます。

この記事へのトラックバック