チェリー・プリンセス

昨日、パパイヤ石鹸の記事を書いたら、アップした画面の横にパパイヤ石鹸の宣伝が出て来てビックリ。追っかけてみたら続々と情報が出てきて、もう定番商品になっているのを知った。世の中恐るべしである。
今日はベンケイソウ科多肉植物の園芸品種チェリー・プリンセス(Taciveria 'Cherry Princess=Graptoveria)の話だ。なぜ急にこんな記事にしたかと言うと、売店前温室に置いてあった株が奇麗に咲いていたからで、強者共の夢の跡ではないが、昔私の作った品種に触れたくなったということだ。本種はタキトゥス・ベルス(Tacitus bellus=Graptopetalum bellus)とエケベリア・ラウーイ(Echeveria laui)の交配種で、1989年頃の初開花だったと思う。私が懇意にしていたメキシコのプラントハンター、アルフレッド・ラウー氏(Dr.Alfred Lau)の発見になる両種を、氏に敬意を表して交配し、出来た実生苗のベストが本種だったということだ。考えてみればもう30年近い昔の話だ。でも今だに本種を繁殖して販売してくれる友人もいて、本当に有り難いことだと思う。そもそもタキトゥスは1973年5月、ラウー氏が開花させた山取り株をメキシコサボテン会の会場に持参して関係者に披露したのが仙界へのデビューだった。その後、メキシコサボテン会誌の表紙にカラーで紹介され、新属新種として記載されたのだ。私はこの植物を1977年12月、カリフォルニアのハンチントン植物園で即売苗を購入して持ち帰ったのだが、これが国内初導入だったはずだ。エケベリア・ラウーイは、私が1982年に新婚旅行でメキシコを訪れ、ラウー氏の家を訪れた際に挿し木用の葉を数枚プレゼントされたのが始まりだ。だからチェリー・プリンセスは私の人生の縮図のような植物で、とりわけ思い入れがあるのだ。これを交配した当時は自宅に温室などなく、雨のかからないひさしの下で育てたものだが、とてもよく育って、ガーデンパン2枚にビッシリ一杯苗が出来たと思う。所が今の恵まれた我が家の温室では、温度が高いのと通風不足で、棚下でこれらを生かしておくのがやっとで、奇麗に咲くどころではない。だから分園の温室の隅に放置されていた本種が奇麗に咲いて、本当に嬉しくなってしまったということだ。
次は1号温室に飾ったアフリカ原産、フクジンソウ科のコストゥス・スペクタビリス(Costus spectabilis)だ。昨年、初めて開花させた植物で、去年も2~3株は育てたはずだが、開花したのは僅か1~2輪で、何て花着きの悪い植物なんだとガッカリした想い出がある。所が今年は、ご覧の通り3株が並んで毎日のように花を咲かせ,とても奇麗なのだ。しかも1輪の花は2日間咲いていて1日花ではないのだ。本種を初めて見た時は、横に展示してある同じコスタスのブラジル原産、ワーミンギー(C.warmingii)に良く似ていると思ったが、ワーミンギー自体はとても花着きが悪くて、扱い難い植物だ。だから来年はこのスペクタビリスを更に殖やして、ワーミンギーに替わる種として展示の主役にしたいものだ。
次はティランジアのエーレルシアナ(Tillandsia ehlersiana)で、大株が見事に咲いている。本種はここの温室との相性抜群で、良く殖え、良く育ち、ティランジアの優等生だ。メキシコ原産。最後はアンスリウムの上に吊ったディソカクタス・アマゾニクス(Disocactus amazonigus)だ。花着きの抜群に良い植物で、これで今年3回目の満開だ。
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