ソテツの珍種咲く

昨日、気が付いたらアンスリウムの間に置いてある尺鉢植えのサイカス・アポア(Cycas apoa:ソテツ科)の雄花(雄球果)が咲いていた。球果が思っていたよりはるかに小さいサイズで咲いており、その小ささに驚いた。本種はニューギニア原産で小葉の縁が優美に波打ち、非常に繊細で美しい葉冠を作るので私の好みだ。この仲間はかつて太平洋諸島に分布するソテツ群をナンヨウソテツやモルッカソテツとして大雑把に扱われていたものを,近年の調査で独立種にした一連の種の1つだ。勿論、当園にはこの1株しかなく種穫りも交配も不可だが、大事にしたい植物の1つだ。次はコロンビア原産、ザミア・ロエズリー(Zamia roezlii:ザミア科)の雌球果だが、未受精とは言え、まだ枯れる前の元気なうちに次の雌球果が出て来て驚いた。ザミアでは年度の異なる複数の球果が着いているのも珍しくないので、これもありだろうが、エネルギーを使うこんな大きな球果でも毎年出るのだと驚かされた次第だ。次は南アフリカ原産のエンセファラートス・ビロサス(Encephalartos villosus:ザミア科)の雄球果だ。本種は地下に幹を作る地下タイプのソテツで生育も旺盛なので、もう5頭位になっており、掘ってみたら直径60~70cmの巨大株になっていると思う。今更株分けなんて不可能だ。次もエンセファラートスでレボンボエンシス(E.lebomboensis)だ。かつて本種には2タイプあり、これはピート・レティーフ・フォームと呼ばれていたのだが、後年これが、正式のレボンボエンシスと認定され、もう1つはセンティコーサス(E.senticosus)という別種にされた。私が実生したのは全てセンティコーサスだったので、今日レボンボエンシスはこれ1株しか無いと言うことになる。これは雄株だが、勿論採種は無理だ。最後は周年未受精の雌球果をぶら下げているメキシコのディオーン・スピヌローサム(Dioon spinulosum;ザミア科)だ。重さ20kgもあるこの球果はお客様に人気だが、勿論種は採れない。今この株元に小株が1つ出て握り拳程になっているので、根が出たら分けるつもりでいるが先の話だ。
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