珍花再来

昨日、バナナ温室の管理をしていたらアクミナータ(Musa acuminata)の横に赤い苞を出した細いバナナが目についた。オルナータ(M.ornata)にしては赤いし、マニー(M.mannii)にしてもおかしい。そこであれこれ思いを巡らしてムサ・パラコクシネア(M.paracoccinea)ではと思いついた。昔1度咲いたことがあるので、こんなだったよなーと思いついたわけだ。ただ私自身はとっくに枯れたと思っていたし、まさかこんなに大きく成っていようとは意外中の意外。確かにベッド手前に画面を隠して挿してあったラベルはパラコクシネアだから間違いはない。生きて、アクミナータに紛れて育っていたのだ。記録を見ると、2004年3月に種子導入し、2008年10月に開花したのだから今回は10年振りということだ。よく生きていてくれたもんだ。本種は中国とベトナムの国境付近に分布しており、指天蕉と呼ばれていたが、記載はされていなかったので、その後中国側で記載したのだ。そうなると、今苗木で保存してあるもう1つの原種ナゲンシウム(M.nagensium)も咲かせてみたくなるが、これは先に2株植えて駄目にしたばかりだから難度は高い。前種の倍も大きくなる種だけに、簡単には咲かないのだ。次は果樹温室のパラミツ(Artocarpus heterophyllus)だ。例年同様、今年も結実し、今ハンドボール大になった果実が2つぶら下がっている。以前熟した果実を奇麗に調整してスタッフに食べてもらったが、1度食べれば十分という反応が多く、私としては不本意だった。もっとも果皮の部分からはボンドのような樹液が出て、手も刃物もベタベタになってしまうので、切る場合は相応の覚悟が必要だ。東南アジア原産、クワ科の巨大果樹だ。
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