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zoom RSS 盛夏あれこれ

<<   作成日時 : 2018/08/05 09:39   >>

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園内では各所で目を引く植物がある。1号温室では扇型に葉を広げるディッキア・エステベシー(Dyckia estevesii)が咲いている。今調べてみたら本種の導入は1989年、ドイツのケーレスから購入している。私が血道を上げてティランジアのコレクションに邁進していた時期で、今は昔、懐かしい思い出話になってしまった。それ以来、生かさず殺さずの管理でずっと維持してきたということで、植物も我慢強いものだ。原産地はブラジル。次はアンスリウムのフーケリー(Anthurium hookerii)系園芸品種の果実。昔、ハワイから大量のアンスリウム品種を導入した当時、こういう大型の観葉植物型品種も沢山導入した。その中でオオタニワタリサイズの本種は棚下の彩りに最適で、分園1号温室の棚下で何10株と育てていた。根が少なくて移動が楽なので東武デパートで開催された世界の貴重な植物展では、景観作りに重用された経緯がある。それが10年程前の寒波の際、温室の棚下にあっても寒さで傷み、枯れた株が多く、個体数は激減してしまった。昨日、この果実を見て感じたのは、また栽培温室の薗田君に頼んで苗作りしてもらおうかということ。植えてしまえばほっておいても大きくなるから、苗さえできれば後は簡単なのだ。次はバナナへの階段脇、サツキの頭からオレンジの果実を覗かせているナス科のフユサンゴ(Solanum pseudocapsicum)。食べられるんですか?と若いスタッフに聞かれ、何の話と確認したら本種の事だった。昔からこぼれ種で育っており、私は気にもしていなかったのだが、やはりこの果実は目を引くようだ。原産地は南米。中庭のシャクナゲモドキの下ではタイのチェンマイで採集して来たヒオウギ(Iris domestica)が咲いている。毎年この時期になると咲き、丈が2mにもなる大型種だ。勿論アヤメ科の宿根草だ。次は果樹温室のサラマンドノキ、ブニノキ(Antidesma bunius)とも言うが、トウダイグサ科の果樹で、熟すと赤黒い果実が鈴生りで結構目を引くようになる。これは雌雄異株の果樹で、雌株の枝に雄株を接ぎ木して1本の木で結実させるようにしているのだが、今年程果実が多いのも初めてで、これだけあれば、お客様も気が付くだろう。果樹と言っても、グミみたい物だから彩りを楽しむ程度だろう。ヒマラヤ原産。果樹ではもう1つサポジラ(Achras zapota)の果実が目立つように成ってきた。小型のキウイーフルーツみたい外観で、見かけは地味だが、完熟果は黒砂糖のように甘く、とても美味しい。ただ熟した実は自然落果し、ベチャと潰れてしまうので、収穫期の見極めが大切だ。熟しても色が変わらないので、1つずつ触ってみて柔らかくなったら収穫ということなのだが、今まで本気で収穫した事はないと思う。いつも落ちていて気付くというパターンだ。これはアカテツ科でメキシコのユカタン半島が原産地だ。
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