亀甲竜の花は?

亀甲竜(Dioscorea elephantipes)は雌雄異株ではと園の若いスタッフに言われ、この際だからと調べてみた。ところが国内の文献にそのような記述はなく、どれも確認もしないで古い文献の記述を子引き、孫引きしたらしい。流石にRHSの園芸辞書には出ており、雄株の花序は長さ1.75インチ(4cm)で時として分枝する。雌株の花序は長さ1インチ(2.5cm)で分枝しないとある。皆さん、翼が3枚あるヤマイモの果実はよくご存知だろうが、この亀甲竜だって同じはずで、雌花の子房は最初から3翼型になっているはずだ。だから言うまでもなく、当園の株は雄株だ。ただし花にはちゃんと雌しべはあるが、子房部分が発達していないということだ。老眼の私には直径4mmしかないこの繊細な花を見るのは苦痛だが、ルーペで覗いても苦労する程の繊細さだ。では雌花は実際にはどんな形なのか?そこは流石にネットの時代、亀甲竜の花で検索すると簡単に出て来る。
http://www.bihrmann.com/caudiciforms/subs/dio-ele-sub.asp
皆さんも確認していただきたい。目が悪くなると小さいものが苦手になり、クローズアップ写真を撮ることすら苦労する始末だが、おかげで新知見を得ることもでき、1つ賢くなった感じだ。ところで亀甲竜は南アフリカ原産、ヤマノイモ科の植物で、以前はテストゥディナリア(Testudinaria)属とされていたが、今はディオスコレア(Dioscorea)属、要するにヤマノイモ属に統合されている。我が家にも直径10cm程の株があり、開花はまだまだ先だろうが、こうなると雌株であって欲しいと願うようになるから現金なものだ。
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