兜の花を楽しむ

私が学生の頃、兜(Astrophytum asterias)は育て難い印象があって、直径3cm、4cmに育てるのにも苦労した覚えがある。でも温室を建て、キリンウチワを使って兜を育て始めると、いとも簡単に大きく成り、直径10cm、12cmまでほっておいても育つようになった。今日紹介する兜も全てキリン降ろしだが、いつの間にか大きくなってご覧の通りだ。最初は花園兜。普通の毛イボだけではなく、稜の間やイボ間にもイボが生じて、そこからも花が咲くので、1度に何輪もの花が楽しめるのだ。最初の画像の株、小さいうちはやたらごてごて小吹きして、早く処分したい植物の1つだったが、この開花姿を見て認識を改めた。これこそが花園兜で、見事な開花風景だ。とても面白いし、花数の多いのが何よりの特徴だ。次の1輪咲きも同じ兄弟で、より整った1頭立ちの株で、花が無い時の姿はとても奇麗だ。時に2輪位咲いたと思うが。花園としては前者の方が面白い。次は2タイプの紅花兜。この色が兎に角素敵で種を採ろうと思うのだが、何度交配しても空振り。ガラパゴス化した兜もまた滅びる運命にあるのだろうか。次は今時の刺物の花。満開の黄彩玉(Ferocactua schwarzii)とアラモサヌス(F.alamosanus)だ。後者は平尾さんからポッシー(F.pottsii)として来たのだが、私は今だにこの2つの名前が同じ植物を指すのか、別系統なのか理解出来ないでいる。アラモス周辺には和名で瑠璃丸と言われる一抱えもある、平地に育つ刺の疎らな植物があって、アラモサヌス変種プラティゴヌス(F.alamosanus var.platygonus)の名を充てられていたと思う。そしてアラモス周辺の丘の岩場に育つ小型の植物を、私は観察してアラモサヌスと認識していたのだが、刺物の権威リンゼイはこれをプラティゴナスと同定している。ちなみにリンゼイはポッシーには言及しておらず、プラティゴヌスの異名同種としているのであろう。我が家のこの開花株を私はアラモサヌスと信じているが、段々大きくなって稜が平になってくると、プラティゴヌスという学名の印象に近くなってくる。ただこれがこのまま直径50cmまで育つとも思えず、悩ましい所だ。次は天城(F.macrodiscus)の結実風景。我が家には3株あるので、自然交配して種が出来たようだ。最後はロフォフォラ・ディフーサ(Lophophora diffusa)。金鯱の自生地近くで見られ、ロフォフォラ属の南限に分布する種だ。以上全てメキシコのサボテンだ。
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