赤いカエル咲く
先日、我が家のモリアオガエルの報告をしたが、ワニ園では赤いカエルが咲いている。香料温室にあるジンジベル・ニューマニーのレッド・フロッグ(Zingiber newmannii 'Red Frog')がそれで、地面に横たわる赤い花序がカエルを連想させるのだろうが、面白いネーミングだと思う。ショウガ科だから花序のどうのと言うより、赤いミョウガと言えばピンとくるだろう。マレーシア原産。本種は元々、ハワイ島のヒロの植物園で見たのがそもそもで、それをエクゾチックプランツの尾崎さんが導入し、分譲して下さったものだ。ただショウガやヘリコニアをメインにコレクションしていたハワイの栽培業者は、ランだかに宗旨替えして、今は余りやってういないらしく、勿体無いことだと思う。

次もショウガ科で、これはマダガスカル原産のアフラモマム・アングスティフォリウム(Aframomum angustifolium)。昔友の会の武蔵野さんが持参して下さったものだ。
3つめはキョウチクトウ科の薬用植物、ストロファンタス・グラトゥス(Strophanthus gratus)。2年前に寒さで大株が枯れてしまい、補植した株がようやく花を咲かせてくれるようになった。花よりも巨大な果実に特徴があり、また実らしてみたいものだ。アフリカ原産。
となりのパパイヤ温室ではパパイヤやマンゴーが元気。パパイヤは市販品種の紅天狗(Carica papaya 'Benitengu')、マンゴーはリンゴマンゴーと言われるアーウィン(Mangifera indica 'Irwin')で、国産品はほとんどこれのはずだ。
1号温室ではクリナム・ベノーサム(Crinum venosum)の花茎が伸び30cm位になって4輪咲いていた。こうなればクリナムらしいイメージだ。ヒガンバナ科でオーストラリア原産。オレンジ花のネオレゲリア(Neoregelia cv.)も元気。このオレンジの花が印象的でとても気に成る植物だ。パイナップル科で多分園芸品種。


最後は見頃を迎えた石垣のサツキ。大盃(Rhododendron indicum 'Osakazuki')という有名品種だ。勿論、日本原産でツツジ科。















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