ホンコンドウダンとリュウキュウアセビ

分園の中庭でホンコンドウダン(Enkianthus quinqueflorus)が咲き始めた。友の会の元会長だった故竹下康雄氏にいただいた株で、タイワンソテツ、シャクナゲモドキとともに氏の形見のような植物だ。氏は5〜6株あった苗の1本を小石川植物園に寄贈し、それを元に当時小石川でツツジ類を担当していた伊藤義治氏がホンコンドウダンという和名をつけたという植物の兄弟株だ。この株の花は兎に角可愛らしく、特に花の肩の部分の赤味が強くて美しいのだ。私はかつて本種の種を播いて5本程咲かせてみたが、この鮮明な赤は出ず、どれも濃いピンク程度でガッカリした覚えがある。昨年も確か、実生苗に接ぎ木してこの系統を殖やしたいと書いた覚えがあるが、昨年は種が穫れず、結局何もしなかった。今年こそ有言実行といきたいものだ。ツツジ科で香港原産。DSCN3520.jpgDSCN3518.jpgDSCN3515.jpg香料温室の裏ではリュウキュウアセビ(Pieris japonica ssp.koizumiana)が満開だ。もう木が大きく成り過ぎて、温室の上まで頭が出てしまい、下から全体を撮るのが難しくなってしまった。導入経路が不分明だったので、今調べてみたら1989年に玉利先生に頂いたのだ。だからここに植えて32年ということだ。ツツジ科で沖縄原産。DSCN3524.jpgDSCN3525.jpgDSCN3528.jpgパーラーへの降り口では花月(Crassula ovata)が満開だ。ここは死角でいつも写真を忘れてしまうのだが、今日は上記2種を撮ったついでに撮影してきた。金の成る木として人気があり、売店でも姫花月や黄金花月は人気アイテムだ。ベンケイソウ科で南アフリカ原産。DSCN3536.jpgDSCN3534.jpgDSCN3532.jpgDSCN3530.jpg

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この記事へのコメント

川合 慶一
2021年03月05日 08:41
ホンコンドウダンの赤い蠟燭の蠟を垂らしたような肩の部分の色と艶には思わず見入ってしまいました。初めてつぶさに見る花でしたがとても貴重な個体だと思いますので積極的な保存の成功を祈っております。リュウキュウアセビも三十年選手ですか…同じ個体を長く栽培するには根気もさることながら枯れる危険のあるような予想外のアクシデントからも守ってやらねばならないので本当に頭が下がります。花月は肉厚の葉をつけた姿でおなじみの植物ですが、花も結構にぎやかに咲いてくれます。すぐ近所の店の前に花月とペラルゴニウムが大株になり毎年見事な花をつけている様子を楽しみに眺めていたのが数年前にきれいに切り払われてしまったので、群開している姿を目にして懐かしく思い出しました。

パーラーでお昼をいただいたあと、子供がもうひとつ楽しみにしていた県内で四十年余り前から今まで現役で動作している信号機のあるところを何箇所か回ってやって、夕暮れになって帰途につきました。
学芸員
2021年03月05日 08:56
川合様
コメント、ありがとうございます。
ホンコンドウダン、今は枝数が多くなったので、今度挿し木して殖やすことを考えます。本当、可愛いですよね。