タキトゥス・ベルスなど

我が家に温室を作って以来、高温の苦手なタキトゥス・ベルス(Tacitus bellus)とその交配種は、棚下で青息吐息の状態で生きている。土曜日に気が付いたらタキトゥス・ベルスが咲いていた。もう1つ赤い花も咲いていてこれは長野の中村さんが作出したクイーンスター(Tacitus hybrid 'Queen Star')だ。どちらも貧弱な株で恐縮だが、話題性があるので取り上げる。タキトゥス・ベルスは1977年に私がカリフォルニアのハンチントン植物園で苗を購入し、平尾さんへのお土産にしたのが、国内初導入ではないかと思っている。国内へは、交配種のスーパー・スター(Tacitus hybrid 'Super Star')が最初に導入されて普及してしまったため、タキトゥス・ベルスは赤い花というイメージが先行普及してしまって、ピンクの本物の普及が遅れてしまったのだ。画像の株はハンチントンの系統ではなく、私がラウー邸を訪ねた時、奥さんからエケベリア・ラウーイの葉3枚と、タキトゥス・ベルスの小苗1株を頂いて帰った株の末裔だ。何だかんだ言っても、私にとっては新婚旅行の際に頂いて来た植物だけに思い出深いものがある。勿論、メキシコ原産で、ベンケイソウ科の多肉植物。アルフレッド・ラウー氏によって発見された花の美しい画期的な新属新種だったのだ。次は同じようなピンク花だが、こちらは多肉マツバボタン、ブラジル原産のポーチュラカ・ウェルデルマニー(Portulaca werdermannii)だ。マツバボタンの類は高温が何よりも好きなので、真夏日のような陽気が続くと、とたんに元気になる。これらの光沢のある花弁はサボテンの花と共通なので、私の好みなのだ。我が家のベランダは3日かけて球根類を掘り上げ、夏向きに熱帯スイレンの水槽に置き換えて、ようやく花が見られるようになってきた。最初に咲いたのはやはり丈夫さで群を抜いているミクランサ系の交配種紫式部(Nymphaea micrantha hybrid 'Murasaki Shikibu')だ。これからボチボチ、白やピンクの花も咲いて来るだろう。
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